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WALPA STAFF BLOG

Catherine RoweのHattanから新しい文化をそだてる

© Catherine Rowe Licensed by Jehane Ltd Cathrine Roweについてご紹介をした前回。本日は、WALPAで扱うCatherine Roweの商品のひとつ、貼ってはがせるパッチワーク壁紙【Hattan】(ハッタン)についてお話しします。 WALPAを運営する株式会社フィルは製造部門も備えています。製造メーカーとしてまだまだ規模は小さいですが、『必要なときに必要なだけつくる』というスタンスでものづくりに勤しんできました。【Hattan】という自社商品の開発を始めたのは2019年。それは、国連サミットでSDGs(=持続可能な開発目標)が採択され、『ストックを持たない』だけではなく、より進んだ取り組みを行うための商品開発でもありました。WALPAは、貼ってはがせる壁紙の魅力を皆さんに伝え続けています。きれいにはがして他の場所や引っ越し先にまた貼ったり、小物へ転用したり、本当に気に入ったものは長く使い続けたい。SDGsの言葉を耳にする前から、知らずのうちに同様の取り組みをされているWALPANIANの方は少なくないでしょう。でも、残念なことに、社会全体で見ればまだほんの一部。もっと手軽に、環境に負担をかけずに、おもろく壁紙を楽しんでもらえないか?そんな想いを実現すべく生まれたのが、この完全受注生産品【Hattan】です。 【Hattan】は私たち株式会社フィルの近隣県で生産されたMade in JAPANの素材を使っています。レーヨン60%とポリエステル40%からなる不織布で、ふんわりとした薄いフェルトのような素材。この「不織布」という文字、今や生活必需品の『不織布マスク』でよく見かけますね。 【Hattan Pattern】Catherine Rowe / Flamingo HPCR-05 扱いやすいサイズの45cm角でコンパクト。パッチワークのように簡単に、自由に貼ることができます。さらに、配送される時はもっとコンパクト!折りたたんだ状態でお届け。大きい梱包資材は必要なく、送料のコストも抑えられます。 折られた状態で配送されたら、折り目やシワがついてしまうのでは・・・そんな心配はご無用。それには理由があります。だって、施工は水に溶かしたのりに浸して貼っていくから! ※2021年10月末に素材をリニューアル。さらにお手軽に、水に浸すだけで貼ることができる壁紙になりました!一見従来のHattanと何も変わっていないように見えますが、素材の裏に「貼ってはがせるのり」が加工されています。全体を水に浸すことでのりの粘着力が戻り、切手のように貼ることができます。 以下は従来の素材は付属の粉のりで「のり液」を作り、それに浸して貼る方法をご案内しています。現在はのり液を作る手間が省け、さらにお手軽に壁紙を楽しめるようになりました。 のりに浸したら軽く絞って 手で伸ばして貼っていきます。 濡れた洋服をピンと張って乾かすと、シワが伸びるのと同じ原理。【Hattan】が不織布素材でできているからこそ為せる技。のりの主成分はポテトスターチ(じゃがいもの澱粉!)で安全。手についても簡単に洗い流せます。おもろいでしょう? もちろん簡単にはがせます。はがした【Hattan】を軽く水洗いして、またのりに浸せば繰り返し使えるという優れもの。気分で施工箇所を変えたり、【Hattan】と一緒にお引っ越しは定番になるでしょう。小物遣いももちろんできます。 【Hattan】の魅力は伝わったでしょうか?"ただ"おもろいだけのものではありません。商品化するまでには試行錯誤がありました。"かんたん"にできますが、実験を重ねました。それも当然のこと。そうしなければ、これから先の、新しい未来でのスタンダードにはなれません。わたしたちのこの【Hattan】とエコフレンドリーでサステナブルなビジョンを持つCatherine Roweのデザインは相乗効果を生み、皆さんを次のステップへ導きます。...

五感に響くデザイン、Elli Popp

Katja Behreがデザインするブランド『Elli Popp』。 彼女のデザインと出会えば、その独特な世界観に心奪われ、陶酔してしまうことでしょう。そんなElli PoppのMuralコレクションが仲間入りしました。     Elli Poppデザイナー:katja Behre Elli Poppは、ドイツ生まれのKatja Behreがイギリス・ロンドンで設立したブランド。自然界から影響を受けた彼女は、都市化が進む現代社会の中で、エレガントでありながらコンテンポラリーなモチーフを用いてノスタルジックなやすらぎを与えてくれます。色、形、テーマをバランスよく融合させたネオロマンチックなデザインが特徴です。 それでは、Elli PoppのMuralコレクションの一部を紹介していきます。 Velvet Underground PM174-01 mica 苔と並んで地球上で最も古くから生息する植物のひとつ、シダ。 恐竜の卵が孵化する2億年も前から悠久の時を大地に根差しつづけています。 Issey - Nymph of the waters-Grey blue PM162-01 mica 奥深く池の底に潜り込み、深淵に広がる神秘と睡蓮の静寂。水の中の夢。...

Louise Bodyから受け継いだバトン

Photo;Tim Cantrell 『壁紙デザイナーから、画家への転向を決めたの——』2020年、英国のLouise Bodyから知らせが届きました。2003年に自身の会社を立ち上げ、素晴らしい壁紙を世に送り出し続けてきた彼女からのメッセージは突然で、Louise Bodyの壁紙を愛している私たちWALPAには、少し残念なお知らせでした。しかし、彼女のこの決心は、絵を描くことに全てを注ぎたいという子供の頃から燃やし続けた情熱を、これから先の人生をかけて全うしていくという覚悟のあらわれです。そんなLouise BodyをWALPAはもちろん応援します! 彼女が絵画に専念することを決意した2020年、WALPAを運営する株式会社フィルでは以前のブログでもご紹介した【Hattan】という自社商品を発表しました。私たちが自信を持って、これからのニュースタンダードを目指すこの商品、そして、WALPAが愛し続けているLouise Bodyのデザインたち。これらを融合させることはできないか。思い切って、そんな想いを伝えてみたところ、嬉しい返事が! この度、Louise Bodyで人気の「Paper Tiles」シリーズから10デザインが取り扱えることになりました。3つのアイテムが選べて、そのうちのひとつは床材、キッチンマットが登場です。  拭けるキッチンマット【Sheete me!】 Louise Body / Sheete me! Louise Bodyのあの素敵なデザインが、床材でも楽しめるようになるなんて! 【Sheete me!】Louise Body / Old Blue 【Sheete me!】Louise Body /...

頭角を現すミレニアル世代、Catherine Rowe

WALPAにnew-comer、英国のCatherine Roweが登場! チャーミングでキュート、そしてエネルギッシュでヴィヴィッドなCatherineとCatherineのデザインにゾッコン♡その魅力をお伝えします!     © Catherine Rowe Licensed by Jehane Ltd   Cambridge School of Artでイラストを学び2013年に卒業したCatherine。若くして大手のクライアントを抱え、2018年には英国リバティ社が開催した「LIBERTY OPEN CALL」で見事受賞者の一人に選ばれました。この「LIBERTY OPEN CALL」、いまや世界で10億人を超えるユーザーがいるInstagram上で行われたオンラインのコンペ。"#LibertyOpenCall"のハッシュタグをつけて投稿された作品の中から選ばれた受賞者に、リバティ・ファブリックスのコレクションでデザイン発表のチャンスが与えられるというもの。受賞者はたった4人。Catherineのデザインは140年を超えるリバティ社の新しいアイコンとなり、飛躍を続けています。スマホやタブレットの画面を通してアピールされたデザインはやがてリバティの生地となり小物となり服となり、より多くの人のもとへ届くようになりました。 彼女のデザインは、幼少期の記憶からインスピレーションを受けていると言います。自然や野生動物への愛、昔話や古くから続くならわし、家族で旅した思い出、ママの持っていたキッチュな犬の置き物.....すべてがCatherineのデザインの源となります。スクラッチボードという繊細な技法を用い手書きでデザインしたものをデジタルで色付け。彫り刻まれたような感触を残し、それを取り込みデジタルで色を与えることによって独特の世界観を表現することに成功しています。スクラッチボード、美術の時間にやったことありませんか?私は黒いスクラッチ皿(?)を削ったのを覚えています。Catherineのような繊細なラインは到底無理でしたが!   伝統と現代的なスタイルを巧みに融合させ、時代に即したセンスを持つ彼女。それでは、WALPAで取り扱うCatherine Roweの作品を見ていきましょう。 【Hattan Pattern】Catherine Rowe / Orange...

洗練されたデザインの先にあるもの【JILL MALEK】

打ち寄せる波の音、月の満ち欠け、渡り鳥の飛来、雨が降り浸透し循環する水、心臓の鼓動。 自然界で繰り返される様々な事象。それらは大きなエネルギーを生み、私たちの感覚を刺激しています。まるで当たり前のように反復されている一連の動きも、決して一定ではなく、時の経過と共に変容しています。自然や都市の中の流動的なフォルムからインスピレーションを受け、壁紙のデザインを生み出しているデザイナーを本日はご紹介いたします。   NYを拠点に活躍するJill Malek。 グラフィックデザイナーとしてキャリアをスタートさせたJill。アートディレクターとしてホテル経営に関わる企業で経歴を重ねた後、自身のクリエイティブな活動と表現を発展させるため、2008年にスタジオを開設しました。 母はチャイルドセラピスト、父は精神病院の薬剤師長、看護師となった兄妹——と人のために尽くす家族に囲まれ育った彼女は、自分の創造性を発揮し身の回りの空間をより良くすることで人の役に立てるのではないかと考えるようになったと言います。   そんなJill Malekは、いったいどんなデザインを生み出しているのでしょう。彼女の目に世界は、身の回りの風景は、どのようにみえているのでしょうか。   Flux Flaxen 流れ。まさに鳥が流れるように飛ぶ。 Aphrodite Silver 翼の生えた女神が、天高く羽ばたいていく。 Cascade Rain カスケード。小さな滝が連なって静かに落ちる。   Jillが生まれ育ったNYからインスピレーションを受けた作品たち。人々の営み、活動が痕跡となります。  Dinner Party Macchiato テーブルの染みは楽しかったパーティーの名残。 Voyageur Red Eye 都市から都市へ。多くの人びとが行き交う形跡。...

胸を張って選べる、WALPAのブランドたち

前回のブログでお話ししたHeimtextil 21/22のトレンド。それは、環境への配慮、持続可能な未来への行動の指針を示したものでした。このトレンド発表以前から、すでにサステナブルなアクションを開始しているWALPAのブランドたち。その取り組みを、発表されたトレンドに沿って、ご紹介します!   【Re-purpose×Deborah Bowness】 ハンドシルクスクリーンは、しばしばミスプリントも起こりがち。愛情を込めて生み出したものを捨てるなんてできない。そんな作品を小さなピースにカットアウト。それがDeboraのスタジオで息を吹き返しアソートされた<Scrap paper set>。ゴミにしてしまうのではなく、Deborah Bownessのデザインを愛して、その使い方を楽しんで貰える人の手に渡ればその価値は∞。彼女のポリシーとデザインが詰まったサスティナブルなアクションです。 Deoborah Bowness / Scrap paper ※取り扱い可能です。詳細はお問い合わせください。   【Re-wild×mineheart】 自然に還る環境に優しい天然素材を使うと共に、環境汚染産業と言われるファッション業界では化学繊維において再生繊維に注目が集まっています。壁紙のポリエステル素材等も再生素材に変わる日は近いでしょう。自然に還すという意味では、森林保護のFSC認証を受けた商品の流通は当たり前のことになりつつありますが、壁紙1本の販売毎に1本の木を植える<ONE ROLL ONE TREE>の活動をしているブランドがあります。エキセントリックなデザインで定評のあるmineheartです。 mineheart / Wrought Metal Gate Wallpaper ※取り扱い可能です。詳細はお問い合わせください。 ルワンダやケニア、エチオピアの農園に自分達の壁紙の資源になる木を植えることで、二酸化炭素の排出の低減、森林破壊スピードの減速をし持続可能な方法で調達された紙を原料に壁紙の製造をしています。そしてアフリカでの森林農業を推奨することにより現地の生活改善にも貢献し、持続可能な未来の創造に取り組むプロジェクトです。 ONE TREE...

時を超え、カタチ変えて続いていく美しさ『Tiles』

 スペイン・バルセロナより世界に壁紙やファブリックを発信しているcoordonné社。 家族経営である同社は2002年に母から息子へバトンが渡され、2019年に創立40周年を迎えました。壁紙部門に変革をもたらしている若いクリエイティブなチームが会社を率いており、インテリア業界へ新しいアプローチを続けています。 そんなcoordonné社のコレクションの中でもおすすめ、『Tiles』をご紹介します! 『TIles』はスペイン・アンダルシア地方の宮殿やバルセロナのガウディ建築などからインスピレーションを受けたタイルのデザインを収録。 どんなデザイン?そもそもなぜ、インスピレーションを受けたり、それがモチーフとなったのでしょうか。 探ってみましょう。 8世紀初頭、ムスリム勢力がジブラルタル海峡を越えイベリア半島を支配。その歴史は約800年間にも及び、強く影響を及ぼします。歴史が進み、再びキリスト教の勢力が盛り返していく中、最後のイスラム王朝が現在のアンダルシア地方グラナダに成立し、アルハンブラ宮殿を造営。西方イスラム文化が開花します。アルハンブラ宮殿は城塞都市であり、内部に様々な施設が建造されています。キリスト勢力に押されイスラム最後の砦として集まってきた芸術家たちは、その技を緻密な幾何学模様や植物の文様、カリグラフィーなどの装飾として余すことなく建造物の随所にほどこし、洗練された華麗なイスラム建築をつくり上げたのです。アルハンブラ宮殿はイスラム王朝最後の繁栄の象徴であり、イスラム建築の最高峰です。 イスラム芸術や文化に心酔し、そんなアルハンブラ宮殿に憧れた異国の王が、居城の大改築を行いつくり上げたのがセビリアにある「アルカサル」(スペイン語で「王宮」の意)です。アルハンブラ宮殿もアルカサルも世界遺産に登録されているので、訪れたことがある方も多いかもしれません。   ©️Jebulon アルハンブラ宮殿     ©️Ronny Siegel アルハンブラ宮殿内部     ©️Hermann Luyken アルカサル内部   アルハンブラ宮殿や、アルカサルを最高傑作と言わしめる所以である装飾、そのひとつである緻密なモザイクタイルに目を付け、『Tiles』コレクションでは【壁紙】になりました。   Alandalus 3000031     Feria 3000033...

壁紙の歴史が家族の誇り
1838wallcoverings

四世代に渡りイギリス・ランカシャー州で壁紙製造に携わってきた、世界で稀少な技術をもつ壁紙メーカー『SURFACE PRINT』社。数多の有名ブランドの壁紙を製造し、バッキンガム宮殿やホワイトハウスも彩っています。1888年にWalter Watsonが壁紙の仕事に就いたことからその歴史は始まりました。 そして、曽孫であるJames and Abigail Watson姉弟は2016年に新しく1838wallcoveringsという自社ブランドを立ち上げます。 どうして1888ではなく1838wallcoverings? 1838年 ⎯⎯ 日本は天保9年江戸後期。イギリスで何が起こったのでしょうか。 壁紙の起源には諸説ありますが、ヨーロッパで広く認識されるようになったのは16世紀頃から。 その歴史は製紙、印刷技術の進歩と共にあります。 約40cm×約50cmの小さな紙にプリントされていたものが、シートをつなぎ合わせ長いロールになったのは17世紀半ば。ロールの登場により大きなリピートで大胆なデザインが生まれ、ブロックプリント(木版印刷)も発達、イギリスの壁紙業界は繁栄していきます。その人気ぶりに政府が注目、新たな財源の可能性を見込まれ18世紀にはなんと壁紙税(!)が課せられていました(後の1836年に廃止)。壁紙は高級品になり価格も高騰、しかし富裕層での評判はうなぎ上りで、室内装飾業者によってエレガントで美しいパターンがインテリアに設えられていきます。   時は流れ1838年、ブロックプリントが主な製造手段であった壁紙業界に技術革新が起こります。 手作業であるブロックプリントはデザインによって版の種類が膨大であり、熟練された技術が必要で非常に時間がかかりました。 イギリス・ランカシャー州は産業革命期に綿工業が発達、ダーウェンという町にあった『Potters & Ross』社が、綿布にキャラコ印刷を行う機械を改良し壁紙印刷に転用、ブロックプリントの質感を持ち、より多くの壁紙を製造できる<サーフェスプリント印刷機>を発明。この発明によって壁紙は大量生産が可能になり、価格も手に取りやすく市井の人にも届くようになったのです。   surface print machine   さらに時は流れ、現代へ。 壁紙メーカーである『SURFACE PRINT』社のJames and Abigail...

テキスタイルを芸術の域に高めたブランドETROが贈る壁紙

「着飾る」をテーマにインテリアやファブリックなどのホームコレクションを展開しているファッションブランド「ETRO」。 「着飾る」という言葉はもはや、ファッションや身嗜みの範疇を超えてきています。 トータルコーディネートの一環として、ETROが《壁》に注目し壁紙を発表するのも至極当然のこと。   1940年生まれのGimmo Etro。家業である織物工場を継ぎ、独創的なテキスタイルを生み出していました。そんな中、元々アンティークの収集家だった彼が、祖母の愛用していたカシミールショールの文様(19世後半にはほとんど姿を消してしまっていた)に心奪われ、自らの手で復活させようと思い立ち、1968年テキスタイルメーカー「ETRO」をイタリア・ミラノに創業します。   Gimmoは情熱を燃やし努力を重ね、独自のセンスと技法で、一度は消えかけた文様を甦らせることに成功。ETROが発表するテキスタイルは高い評価を得るようになります。1981年、ETROのアイコンとなっていくデザイン「ペイズリー」と呼ばれるカシミール文様の生地やカーテンなどを発表、1985年には2000種にも及ぶホームコレクション、90年代後半にはウィメンズコレクション・メンズコレクションに進出、その活躍ぶりは現在に至ります。   テキスタイルメーカとして始まり、装飾への情熱、ディテールへのこだわり、精密で繊細なファブリックの研究を怠らなかったETRO。結果、テキスタイルを芸術の域まで高めました。そんなETROが壁紙を発表するにあたり、パートナーとして選んだのは、ドイツの壁紙メーカーの老舗rasch社。1861年、江戸の末期に創業したraschはその150年以上の歴史の中で幅広いデザインを打ち出し、技術を磨き続けているパイオニア。 老舗壁紙メーカーであるからこそ、クオリティがコントロールされているのです。raschの商品はWALPAの定番でもあり、旧知の仲です。 そんなraschがETROの壁紙を仕立てると、一体どんなものになるのでしょうか? いくつかご紹介します! 【ARNICA】 ETRO / ARNICA 513905 ETROと聞くとこのデザインを思い浮かべる方も多いかもしれません。【ARNICA】はETROの歴史を花開かせることとなったペイズリー模様。「生命の樹」とも呼ばれるナツメヤシがモチーフで、古代から受け継がれる、シンボリックな装飾です。 こちらの壁紙、もう少し近づいてみてみましょう。    糸を織りあげた後に樹脂コーティングをしているのが、ETROのバックや小物類の【ARNICA】ですが、その質感が壁紙にもそのまま再現されています。まるで本当にジャガード織りのよう。   【LEUCIO】 左:515831 中央:お問い合わせください 右:515930 18世紀後半絹工場が建設され、その後、製糸・織物業で栄えたイタリアの小さな村〈San Leucio〉に因んで名前がつけられた【LEUCIO】シリーズ。マットな部分と光沢感のある部分、ダマスク織りが忠実に再現され、時を重ねた風合いまで見事に表現されています。   【JOVIS】 517859...

自由に、ハッピーに!Lisa Bengtsson

スウェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマーク... 『北欧デザイン』 ⎯⎯ 聞き慣れたワードかもしれません。皆さんはどんなデザインを思い浮かべますか? 本日ご紹介するスウェーデン発のブランドは、皆さんの想像を気持ちよく超えることになるでしょう。 ノルディック、スカンジナビアデザインと言われる一般的なイメージを覆してみませんか?   1981年、スウェーデン南部の小さな町に生まれたLisa Bengtsson。小さな頃からクリエイティブなことに興味を持ち、色や形、パターンを通じ表現手段を身につけていったLisa。デザインとは、周りに気持ちや感情を伝えることであり、自分の創造力で気持ちを伝えることができると気づいた日、デザイナーになると決意したと言います。 新聞社や広告代理店で経験を積んだ後、Berghs School of Communicationでグラフィックデザインを学びました。卒業制作で発表した「Familjen」が話題になり、2007年Studio Lisa Bengtssonを設立、瞬く間にその名を轟かせるようになります。   彼女の飛躍のきっかけになった壁紙「Familjen」。 Familjen Familjenとは日本語で「家族」の意味。壁紙は暮らしを物語るという彼女。古い家に行って壁紙を剥がしていくと、時代やどんな暮らしが営まれていたのか見えてくると言います。楽しかったあの頃に戻ることは決してできないけれど、大切にしたい、覚えておきたいたいこと。数々の思い出がなくなることはありません。Lisaは額縁をデザインすることでそんなことを教えてくれます。   いくつか、Studio Lisa Bengtssonのデザインをご紹介します! Tillsammans Blue 0117 自身の子供たちのためにデザインしたというTillsammans(=togetherの意)。一見、同じように見える12人(?犬?)のダックスフント。よく見てみるとそれぞれキャラクターが異なります。同じように見えてもそれぞれには個性があり、そのルーツに敬意を払い尊重しようというLisaからのメッセージではないでしょうか。     Coco...

壁紙へ受け継がれていくデザイン【studio ditte】

キッズから大人まで、「かわいい!キュート♡」と心掴まれてしまうブランド、studio ditteを本日はご紹介します! studio ditteは2005年、ハーグ王立美術学院で出会ったMarieke、Natasja、Endryの女性3人によりオランダで設立されました。 壁紙やファブリックなどを手がけ、今や世界中にファンを持つstudio ditte。 彼女たちが壁紙のブランドとして自信をつけたのは、あるデザインを発表してから。 デザイン大国、オランダのアイントホーフェンで毎年開催されるDDW(ダッチ・デザイン・ウィーク)。ある年、DDWのexhibitionのひとつとして、20世紀の優れたオランダのデザインをアレンジするというプロジェクト”Copypaste History”がありました。プロジェクトに参加した彼女たちが題材に選んだのは、1990年代に発表され旋風を巻き起こしたPiet Hein Eekのキャビネット。廃材を素材にプロダクトを生み出すPietのアイデアに惹かれ、Scrapwood(=廃材)のキャビネットのデザインをアレンジしたのです。 キャビネットに使われている廃材はひとつひとつが唯一無二で、それぞれに物語がある。どこから来て、どんな物に使われていたのか。彼女たちは廃材の持つ美しさと歴史を”Copy-paste”し、新たな作品、壁紙「Scrapwood」として発表しました。 その発想力とデザイン力から多くの人々に影響を与え続けるPiet Hein Eekの物語が、studio ditteの壁紙に刻まれました。     Scrapwood Green   Y様施工例 / 吊り戸棚に施工して、一味違うキッチンに。 Piet Hein Eekに影響を受けて発表したこのデザインは大成功、それからはデザインを考えるのが楽しくてしょうがないと言います。いったい、どんなデザインが生まれているのでしょうか?   Scrapwoodで成功を収めたstudio ditteが次にデザインしたのはこちら。...

インク、紙、想像力からはじまる【Quercus & Co.】
※取扱い終了しています。

なんて優しくてきれいな色なんだろう。 色が滲んでいるの? これ、デジタルプリント?? どうして『ぬくもり』や『手触り』のようなクラフト感を覚えるの? これは本日ご紹介するブランドQuercus & Co.への第一印象でした。 さて、謎は解けたのでしょうか。   Adam Jonesは、大学でテキスタイルアートを学び、オーストラリアの高級ペイントカンパニー「PORTER'S PAINT」でカラーコンサルタント&装飾ペインターとして活躍、数年間シドニー工科大学で色とデザインの教鞭を執ったのち、当時のパートナーとランドスケープデザイン会社を立ち上げました。 パターンや色のニュアンス、自然が織りなす豊かな表情に、20年以上向き合ってきた彼は、Quercus & Co.のアイデアが浮かぶと、取り憑かれたように夢中になり、これが人生で一番集中できることだと気づきます。 そして、2012年、壁紙とファブリックのデザイン、プリントを行うQuercus & Co.をオーストラリア・シドニーに設立しました。   紙に滲んだインク、木炭やチョークのかすれたタッチを愛し、鋭いエッジ、ぼやけた染みなど、表層に現れる手描きから生まれるテクスチャーに、Adamは強くこだわりを持ち、デザインの出発点だと言います。   Quercus & Co.のデザインはすべて手描きで起こされ、画像処理を施しパターン化されています。 30%リサイクルされた材料を含むサスティナブルな素材に、最新のデジタル技術を用いてプリントされます。 まるで、「さっき描いたの?」と目が釘付けになってしまう美しいデザインが魅力です。   それでは、Quercus & Co.の作品をいくつかご紹介していきます!...

孤高の女性アーティスト Deborah Bowness

壁紙を個人のものとして自由に楽しむことを教えてくれる英国の女性デザイナー【Deborah Bowness】。 本日は、そんな彼女と生み出される作品をご紹介します。   英国のヨークシャー地方で育ったDeborah Bownessは、リーズ大学でサーフェスデザインとテキスタイルを学んだのち、1999年、名門RCA(ロイヤル・カレッジ・オブ・アート)の門をくぐり、プリントテキスタイルの修士号を取得します。RCA在学中、『壁紙』と『壁紙を貼ること』からイメージされる既成概念を覆したいと、行動を開始。Deborahは身近なオブジェクトをアートへ転化させるという、今までになかった新しい価値、スタイルを確立していきます。RCAの卒業インスタレーションで発表した‘Hooks & Frocks’は2007年、スミソニアン博物館群所属のクーパー・ヒューイット国立デザイン博物館にコレクションされました。 ‘Hooks & Frocks’ 左より Frock Yellow+Day Too Chair+Coat Pink+Ballgown Pink   こちらは、等身大で小物や家具等がグレースケールで壁紙にプリントされ、壁に掛けられたドレスにのみシルクスクリーンで色を加え手描きで細部が調整されています。モチーフは古いヴィンテージであり白黒写真がベースなため、レトロな印象が強まりますが、一部に色を与えることにより、この作品に光が宿り、輝きを発しています。 より個人的なリピートのないデザインにこだわる彼女の真髄が、作品にあらわれています。壁紙はもはや背景ではなく、インテリアとして際立った存在で、会話の中心になるものとしての地位を確立させたのです。 こちらのシリーズはDeborah Bownessデザインの椅子やドレス、照明など好きなものを増やしていくことができます。   ヴィクトリア&アルバート博物館にコレクションされている 左:Round Drum 右:Semi Drum   また、壁紙の表現の仕方として、壁全体を覆わなくても、ポスターのように上部だけを留めたり、リボンで吊ったり、切り貼りしたり、新しい施工の仕方を発案しています。...

壁紙を楽しむことを教えてくれるkoziel

こんなに簡単で、面白く、夢中になってしまうなんて! きっとそう思ってしまう。 だからこのブランドを知ってほしい。 本日は【koziel】のご紹介です! 独学で舞台装飾を学び、その知識をもとにフランスの有名な広告代理店でディスプレイデザインをしていたChristophe Koziel。 手掛けていたフェイクのディスプレイに注目が集まるようになると、「プライベートな空間でも再現したい!」と個人的なリクエストを多く受けるようになったと言います。 当時、フェイク風のインテリアは一般向けの流通が少なかったため、彼は望みを叶えるべく2007年フランス・リールで"L'Imposture Visuelle"(視覚的トリック)をコンセプトに【koziel】をスタートしました。 Christophe koziel その後、"L'Imposture Visuelle"は商標を取り、装飾における「トロンプ・ルイユ=だまし絵」を指すようになります。これがデザイナーたちに高く評価され、一般にも浸透していきました。長く、一部の長老たちにしか扱うことのできなかった『装飾』という世界を、個人的なインテリアとしていつでも好きなように楽しめるという新しいスタイルをkozielは確立してくれたのです。   そんなkozielのデザインを、いくつかご紹介いたします! まずは、フェイク柄の代表格、Bibliotheque。 Bibliotheque 8888-13 言わずと知れた、本棚のデザイン。書斎でもキッズルームでもトイレでも使いやすいデザイン。襖や扉など、枠が回っているところに施工するとよりリアルに。カウンター上もおすすめ。   続いてはこちら。Boiseries。 8888-301 装飾の長老に頼まなくても、自分でできます。ヨーロッパのお城にありそうなパネリングのデザイン。思わず触れてみたくなる立体感あるレリーフ、凸凹してません!   壁紙で遊ぶ!Toilet Spirit。 8889-02 トイレットぺーパーの山。kozielのターニングポイントになったというこちらのデザイン。トイレ以外に貼ってみませんか?   リアルさにこだわり抜いた、Briques。...

【PHOTOWALL】で自分のpieceを探しだそう

『あなたがどんな人なのか、またはなりたい自分の物語を表現し あなたが好きなもの、周りからどんな風に見られたいかを映している。 また、心地よく、人生のほとんどを過ごすところ。 それが、家、住まい。 身近にある部屋の壁が、住まう人の感性に影響を与える。 だからその壁をただペイントするだけではなく、それぞれに合ったものにしたい。 それぞれの個性を住まいへ反映させよう。 あなたが誰で、何が好きかに関わらず、 もっと個性的になることが生活をより楽しいものにするのだから。』 こんな情熱を持って発信を続けるブランド、【PHOTOWALL】をご紹介します。 2006年、Niklas and Charlie Johansson兄弟によってスウェーデンのストックホルムでPHOTOWALLは誕生しました。 印刷の経験がなかったふたりが、印刷機を買い、壁紙のデジタル印刷を始めたのは、 「このままでは好きなように壁を彩ることに限界があると気づいたから」と言います。 PHOTOWALLの特徴は何と言っても、cm単位でのカスタムオーダーができること。 バイ・オーダーで、お客さまひとりひとりのサイズで製作いたします。 (※但し、各デザインには固有の比率があります。また、クオリティを保つため、最大で製作できるサイズには制限があります。) そして、デザインの豊富さ。 毎週新しいデザインが更新され、2020年5月現在、WALPAではPHOTOWALLのものだけで約13,000種類! カスタムオーダーに特化し、これだけ多くのデザインを発表するのは、 それぞれひとりひとりが個性を出せるよう、あらゆる可能性をつぶしてしまわないようにという、 彼らのフィロソフィーから来ているのではないでしょうか。 自然の風景、動物、イラスト、アート、パターン、地図、フェイク、、、 壁をキャンバスだと思って創造性を発揮しよう! いったい、どんなものがあるのでしょうか。 ほんの一部ですが、ご紹介いたします。   まずは、PHOTOWALLで人気の<自然の風景>。...

Sian zengの物語をお部屋に

皆さんこんにちは。 前回のSian zengのヒストリーに続き、いよいよ作品のご紹介です!   まずは彼女の代表作とも言えるこちら<Woodlands Brown Pink>。  ※マグネットと一緒に使えるようにするには特殊加工の為オプション注文が必要です。   画像を見るだけで、すぐに貼りたくなってうずうずしちゃいます! 伝統的なトワルドジュイのスタイルもSianの手にかかれば、こんなにキュート。 カラーバリエーションは、3 colors。 類似色の落ち着いたカラーでまとめるSian zeng独特の色遣い。   <Brown Pink> 小物でもピンクをプラス!壁紙自体がブラウンとピンクの落ち着いたトーンなので、甘すぎないお部屋をつくれます。 差し色でグレーを。 <Khaki Blue> もはやファッションでは定番となったカーキとブルーの色の掛け合わせがクールで上品。 Sianはヒラリー・ダフのベビー・ルーム(前述)のために、2012年にはこの組み合わせを発表していました。 隣の壁は同色系をチョイスして深めのトーンで。 ごちゃごちゃになりがちなおもちゃも、自然素材のものを取り入れると、まるで森の中にいるようなハーモニーが生まれます。   <Blue> やっと時代が追いついた?旬のトレンドカラーをSianはいち早く採用していました。 ミントブルーは同色系でまとめると清潔感のあるすっきりとした印象に。...