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「着飾る」をテーマにインテリアやファブリックなどのホームコレクションを展開しているファッションブランド「ETRO」。 「着飾る」という言葉はもはや、ファッションや身嗜みの範疇を超えてきています。 トータルコーディネートの一環として、ETROが《壁》に注目し壁紙を発表するのも至極当然のこと。 1940年生まれのGimmo Etro。家業である織物工場を継ぎ、独創的なテキスタイルを生み出していました。そんな中、元々アンティークの収集家だった彼が、祖母の愛用していたカシミールショールの文様(19世後半にはほとんど姿を消してしまっていた)に心奪われ、自らの手で復活させようと思い立ち、1968年テキスタイルメーカー「ETRO」をイタリア・ミラノに創業します。情熱を燃やし努力を重ね、独自のセンスと技法で、一度は消えかけた文様を甦らせることに成功。ETROが発表するテキスタイルは高い評価を得るようになります。1981年、ETROのアイコンとなっていくデザイン>「ペイズリー」と呼ばれるカシミール文様の生地やカーテンなどを発表、1985年には2000種にも及ぶホームコレクション、90年代後半にはウィメンズコレクション・メンズコレクションに進出、その活躍ぶりは現在に至ります。テキスタイルメーカとして始まり、装飾への情熱、ディテールへのこだわり、精密で繊細なファブリックの研究を怠らなかったETRO。結果、テキスタイルを芸術の域まで高めました。そんなETROが壁紙を発表するにあたり、パートナーとして選んだのは、ドイツの壁紙メーカーの老舗rasch社。1861年、江戸の末期に創業したraschはその150年以上の歴史の中で幅広いデザインを打ち出し、技術を磨き続けているパイオニア。 老舗壁紙メーカーであるからこそ、クオリティがコントロールされているのです。raschの商品はWALPAの定番でもあり、旧知の仲です。 そんなraschがETROの壁紙を仕立てると、一体どんなものになるのでしょうか? いくつかご紹介します!
【ARNICA】
ETRO / ARNICA 513905
ETROと聞くとこのデザインを思い浮かべる方も多いかもしれません。【ARNICA】はETROの歴史を花開かせることとなったペイズリー模様。「生命の樹」とも呼ばれるナツメヤシがモチーフで、古代から受け継がれる、シンボリックな装飾です。 こちらの壁紙、もう少し近づいてみてみましょう。
糸を織りあげた後に樹脂コーティングをしているのが、ETROのバックや小物類の【ARNICA】ですが、その質感が壁紙にもそのまま再現されています。まるで本当にジャガード織りのよう。
【LEUCIO】
左:515831 中央:お問い合わせください 右:515930
18世紀後半絹工場が建設され、その後、製糸・織物業で栄えたイタリアの小さな村〈San Leucio〉に因んで名前がつけられた【LEUCIO】シリーズ。マットな部分と光沢感のある部分、ダマスク織りが忠実に再現され、時を重ねた風合いまで見事に表現されています。
【JOVIS】
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ETROの壁紙の中でも人気の【JOVIS】。見事なグラデーションと、ブロケード織りの特徴である浮き出ているような立体感を出すために、50色ものカラーが使われています。18世紀の洗練されたカゼルタのテキスタイルアートを再解釈した、アンティーク感のある美しい仕上がりです。【MARACANDA】
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東洋と西洋をつなぎ、交易だけでなく文明の発展に重要な役割を果たしたシルクロード。古都サマルカンドはシルクロードの交差点と言われ、文化が交差した場所です。【MARACANDA】はシルクロードが活気を見せていた頃のサマルカンドのかつての名前。シルクのようなベースに艶やかなカーブがエレガントに、生き生きと縦横無尽に広がります。【KOLTY】
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ひと目ではわからないディテールの【KOLTY】。隅々までしっかりと何度も見て欲しい。ETROのアルチザン(=職人)がハンドドローイングでデザインするペイズリーの圧倒的存在感がデジタルプリントで見事に再現されています。シンメトリーで配置して、思いっきり壁を着飾りましょう。【SECRET GARDEN】
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515817で製作したドレス。残った1.5mでできています。
短い端切れでも製作できる小物たち。513905と513912を使用。
ETROの壁紙はいかがでしたか?すべてはご紹介しきれませんので、ぜひこちらからどうぞ! raschが得意とする同調エンボスの技術がふんだんに活かされ、ETROのテキスタイルデザインがリアルに再現されています。本物のテキスタイルと見間違うほどの質感は、肉厚のものが多く、施工するにも利点がいっぱい。輸入壁紙は薄いと思い込んでいらっしゃる職人さんにも、ぜひ相談してみてください。 ETROとraschの見事なコラボレーション。装飾、デザイン、ディテール、技術へ情熱を傾け、研鑽を積み重ねる両者。パートナーシップを組めば切磋琢磨し素晴らしい作品が生まるのは言わずもがな。彼らが、インテリア市場に新しい価値基準を作り出したいという想いは、シルクロードを通じ文化が伝播したように、世界中に拡がっていっているのではないでしょうか。