壁紙(クロス)の場合
HOW TO
下地処理
壁紙(クロス)の場合
下地が壁紙(クロス)の場合は「下地の壁紙(クロス)を剥がして貼る」と、壁紙が剥がれにくい場合の「下地の壁紙(クロス)を剥がさず、その上に重ね貼りする」、2つの下地処理方法があります。どちらも平坦な壁面であればパテ処理をせずに、そのまま施工可能です。
● 下地の壁紙(クロス)を剥がして貼る
外せるものを外す
コンセントカバーなど外せるものはを外しておきましょう。
その他、カーテンレールやフックなど外せるものは外しておきます。
壁紙を剥がす
下地の古い壁紙の表面(ビニール層の部分)を剥がしていきます。
カッターで軽く切り込みを入れると剥がしやすくなります。あまり、深くはがしすぎて下地を傷めないようにしましょう。
壁を平滑にする
壁紙の裏紙が残ったところと剥がれたところの段差がある部分はパテで平滑にしていきます。
ワイドパテの粉をいらない壁紙などの上に出します。
ドーナツ状の形に作り中央に水を入れ、練り合わせていきましょう。
※小さい穴はファイバーテープで塞いで、上からパテを塗ってください。
パテで埋めていく
パテ板に適量のパテを乗せましょう。
パテベラで段差の部分にのみパテを入れていきます。
余分なパテを取り除き、なるべく平滑にしていきましょう。
パテにやすりをかける
パテが乾燥したら、紙やすりをあてて平滑な面を作ります。
まだ段差がある場合は、壁が平滑になるまで再度パテを塗るところから繰り返しましょう。
ここで壁面をきれいに平滑にしないと、壁紙を貼った時の仕上がりに影響します。
壁紙を貼る
平滑な面ができたらパテの粉を取り除き、強力のりで壁紙を貼ります。
● 下地の壁紙(クロス)をはがさず、そのまま重ね貼りする
汚れ防止壁紙や、フッ素コート壁紙など、のり付き壁紙が接着しない下地の壁紙もございますので【輸入壁紙サンプル】でお試し頂いてからの施工をおススメいたします。
天井の場合は出来るだけ「剥がして張り替え」をお勧めします。
【重ね張りの注意点】
薄い壁紙や、単色の壁紙を張る場合は、重ね張りをしますと、下地の凹凸が表面に現れて、凸凹した仕上がりになることがあります。
できるだけ、剥がしてから壁紙を張ることをおススメいたします。
壁紙の上から重ね張りする場合は、剥がれているところは、ジョイントコークやペネットなどで接着補修して下さい。
壁にへこみや段差がある場合は、シーラーとパテの両方の効果を持った水性シールパテでパテ処理をして、壁を平らにしてください。 穴が大きい場合は、リペアプレートと合わせてご利用ください。
パテが乾燥したら、紙やすりをあてて、平滑な面を作ります。まだ、段差がある場合は「パテを塗って」→「ヤスリがけ」を繰り返します。
平滑な面ができましたらパテの粉を取り除き、強力のりで壁紙を張ります。