SUSI BELLAMYの壁紙に出会ったら、きっと思うはずです。 「光り輝く万華鏡のようなパターン。柄が繰り返すことがこんなに美しいなんて。」 今回はイギリスのブランド【SUSI BELLAMY】をご紹介します。 現在、イギリス北東部に拠点を置くSUSI BELLAMY。 彼女はファッションエディターとしてロンドンで働いていたバックグラウンドがあり、大学で美術の修士号を取得。 また、フィレンツェで過ごした時間が彼女に影響を与え続けていると言います。
ファッションエディター時代に培われた経験があったからこそ、SUSIの能力が発揮されています。 美術、ファッション、デザインなどの分野で見聞を広めていた彼女にとって、世界のトレンドを見極めるのはおてのもの。 著名なカメラマンの後ろに立ち、雑誌のビジュアルイメージを作り上げていた彼女にとって、引き立つものを生み出すのは、難しいことではないのかもしれません。 フィレンツェでの生活では、ルネサンスの街と職人の技術に触発されずにはいられませんでした。 SUSIはペイントの層を重ねることによって生まれる自然な動き、ランダムに生まれる抽象的な模様を、時には正方形に切り取り、デザイン、カラーが最大限高め合うよう再構築、最終的にパターン化し、美しい図案を生み出します。 SUSI BELLAMYの活躍は多岐にわたっています。 クッション、壁紙、ファブリック、ランプシェード、スカーフ、、、すべてのコレクションには特徴があり、 あるものはヴィクトリア朝時代の文献のイメージが取り入れられていたり、あるものは彼女が生み出す抽象的なペイントの一部を切り取ったものがモチーフに。 カラーリングが要の彼女の作品は、見た目の美しさだけではなく高品質なしっかりしたものを作るために、イギリスの老舗メーカーと協力をして製造されています。 そんなSUSI BELLAMYの自宅は彼女のデザインで溢れています。
外観はクラッシクな趣ですが、一歩中に入ればSUSI BELLAMYの世界。
グリーンの壁紙 / Khaki Fantasy オレンジの壁紙 / Grey Stucco
バスルームの壁紙 / Pietra Grigia
寝室の壁紙 / Orange Feathered
彼女は天井を「fifth wall」(第5の壁)と名付けています。 一般的に天井は壁面に比べると主張がなく、バランスを取るためにコーディネートされることが多い部分です。 SUSIは、そこに目を向けキャンパスとして注目。 それは彼女がイタリアの教会の天井で見た象徴的な繊細なレリーフやフレスコ画から影響を受けていると言います。 さすがに天井まで同柄ではtoo muchという印象がある場合は、天井のみを検討してみては。 壁面を抑えれば、柄も馴染み、低い天井でも個性が出せるとSUSIはアドバイスします。 天井が 「fifth wall」(第5の壁)と呼ばれる日も、そう遠くないかもしれませんね。 壁紙のパターン(繰り返し)は、"うるさい"と一般的に言われます。 彼女の生み出す壁紙はどうでしょうか。 ブログの出だしに戻ります。 「光り輝く万華鏡のようなパターン。柄が繰り返すことがこんなに美しいなんて。」 私はそう思います。 ぜひ、SUSI BELLAMYの美しさを味わってください。