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壁紙の種類について

ABOUT WALLPAPER

壁紙の種類について

輸入壁紙は裏の材質によって、大きく2種類「紙」と「フリース(不織布)」に分けられます。
紙は、糊を塗ると伸びるので壁紙の裏に糊を塗ってしっかり伸ばして貼ります。
フリース(不織布)は、糊が付いてからもほとんど伸びません。だから、フリース(不織布)だけが壁面に糊を塗っての施工がOKなんです。
そのほかにも伸びないから、強いでんぷん糊で貼らなくても良かったり、フリース(不織布)壁紙には、メリットがたくさんあります。

フリース(不織布)素材

  • 丈夫で破れにくい。
  • 水に濡れても伸び縮みが少ない。
  • 壁にのりを塗って施工ができる。

フリース(不織布)壁紙は、パルプとポリエステル などの化学繊維を3次元に絡ませて作られ、破れにくく強いのが特徴です。 裏が「紙」の壁紙と違い「水に濡れても伸びにくい」ため、糊を壁紙の裏に塗って (伸ばして)から施工する必要がなく、壁面に糊を塗って、糊の付いていない壁紙を壁に貼っていくことができるので、非常に簡単に施工できる壁紙だといえます。

また、水分の含有による伸びがほとんど無い為、逆に縮みにくいというメリットもあります。 乾燥時に縮みにくい為、でんぷん系の糊(紙壁紙の施工時に主 に使用する糊)ほど接着力の強くない【フリース壁紙専用の粉のり】で施工することができ、そうすることで、剥がしやすく、剥がしたあとに裏紙が残りにくいというメリットがあります。
また、貼って剥がしてまた貼れる糊【マタハルくん】もフリース壁紙専用で、この糊を壁紙の裏に塗って乾燥させることで、貼ってはがしてまた貼れる「フセン」みたいな壁紙にすることもできます。

不織布(フリース)素材の施工方法

紙素材

  • 紙ならではの質感が楽しめる。
  • 水に濡れると、約1%程度伸びる。
  • 壁紙の裏にのりを塗って施工。

長らく壁紙の材質として一般的だったのが「紙」の壁紙です。 表面の材質は、ビニールや紙が貼ってあったり、紙に直接プリントしてあるものなど様々です。

素朴な味わいが楽しめるものが多いのですが、フリース(不織布壁紙)に比べると素材の強度、耐摩耗性が少々劣ります。
油絵の具で手書きしたような立体的な多色ペイント(サーフェス印刷)の少量生産の貴重な壁紙や、ヴィンテージの壁紙など、古き良き壁紙の素晴らしさを感じさせてくれるデザインも多いのが、紙壁紙の特徴でもあります。

裏面が「紙」の壁紙の特徴は、壁紙に糊を塗ると(水分を含むと)約1%伸びます。よって、壁紙の裏に糊を塗って、オープンタイムという、壁紙と、糊の水分を馴染ませる時間を(5~10分)とり、壁紙を伸ばしてから施工する必要があります。紙素材の壁紙は糊が付いて伸びている分、乾燥時に収縮しますので、接着力の強い【でんぷん系の糊】で、しっかり下地に接着することをオススメします。剥がす際は紙の層が裂ける所でめくれるので、下地に薄い紙が残る様に剥がれるのが特徴です。

伝統的な印刷技法によるプリントの壁紙や、海外のデッドストックで残っていたビンテージ壁紙などの素晴らしいカラーやパターン、そして、紙本来の持つ質感とを合わせて楽しんで頂ければ幸いです。

紙素材の施工方法