紙壁紙の貼り方
PAPER
紙壁紙の貼り方
紙壁紙を貼るときは壁紙にのりを塗ります。水分を含むと約1%伸びる性質なので、のりを塗った後、オープンタイムといって5分程度なじませる時間をとります。壁紙にたっぷり塗るのがポイントです。
コンセントカバーなどを外す
コンセントカバーなど外せるものはを外しておきましょう。
その他、カーテンレールやフックなど外せるものは外しておきます。
壁紙を裁断する
1巾目は柄を確認して、天井の高さより+10cm程度長くカットします。
2巾目以降は、1巾目の壁紙の右側に柄を合わせ、1巾目より短くならないように同じくらいの長さでカットしていきます。
順番を間違えないように1巾目の壁紙から順番に裏に番号を振っておきましょう。
※右利きの方であれば、左から右に貼り進めると最後の縦のカットがやりやすくなります。
壁紙にのりを塗る
床にのりが付かないように、ビニールシートなどで養生します。
まずは1巾目の壁紙の裏にローラーハケ、ハケ(2インチ)で端まで、たっぷりとのりを塗ります。
オープンタイムを取る
のり面をあわせるようにやさしくジャバラ状に畳みます。 そのまま壁紙とのりを馴染ませるため、約3~5分ねかせます。(オープンタイム)
ジャバラ状に畳むことでオープンタイム時ののりの乾燥を防ぎ、壁紙を貼る時に持ち運びしやすく広げやすくなります。
1巾目を貼る
上に5cm程度の余分を持たせ、壁の左端に壁紙の端を合わせて貼っていきます。
ズレてしまってものりが乾きはじめるまで何度でも貼り直しができるので、落ち着いて位置を決めることができます。
空気を抜く
撫でハケ、またはスムーサ―で空気を抜いていきましょう。
はじめに壁紙の中心から横方向に一度空気を抜きます。次に壁紙の中心から上下方向に外に空気を抜いていきます。
クセ付けをする
壁紙の上下の余分は、壁の角にあわせて竹べらやスムーサーを使ってしっかりとクセを付けます。
※竹べらを使用する場合、先が削れている方を下にします。
余分をカットする
地ベラやスムーサーをカッターガイドにして、余分をカットしていきます。
※地ベラを使用する場合、ヘラのとがっている方を角に合わせます。
※きれいな仕上がりのためにカッターの刃は頻繁に折り、常に切れ味の良い状態を保ちましょう。
スポンジで拭き取る
カットした余分を取り除いたら、周りに付いたのりを水で濡らし硬く絞ったスポンジで拭き取ります。
※壁紙の表面に付着したのりは乾かないうちにスポンジで拭きとってください。
※水以外の洗剤の使用はご遠慮ください。また、乾拭きや繊維質のタオル等で拭くと摩擦で壁紙の表面を痛める場合がありますのでご注意ください。
2巾目にのりを塗る
1巾目と同様にまず壁紙の裏にたっぷりとのりを塗り、ジャバラ状にして約3~5分のオープンタイムを取ります。
柄合わせをする
1巾目の柄と合うように、2巾目の位置を決めていきましょう。
2巾目を貼って余分をカット
撫でハケで空気を抜いたら、上下の余分を壁の角でクセ付けしカットしてきます。
ジョイントローラーで圧着
つなぎ目をジョイントローラーで押さえて圧着します。
周りに付いたのりを水で濡らし硬く絞ったスポンジで拭き取ります。
3巾目以降と最後の余分
2巾目の要領で3巾目、4巾目と貼り進めていきます。
最後の右端の余分は、まず縦にクセ付けをしましょう。次に上下の余分を折り込みクセ付けをします。
最後の余分をカットする
最後の余分は上下を先にカットします。縦の余分と横の余分を折り重ねたままカットしていきましょう。
最後に右端縦の余分をカットして完成です。
完成
スイッチプレートなどを元に戻して完成です。
壁紙のつなぎ目(ジョイント)にジョイントスティックテープを使う
壁紙のつなぎ目(ジョイント)にジョイントスティックテープを使う
壁紙のジョイント部分をよりきれいに仕上げるために、ジョイントスティックテープを使うのがおすすめです。
のりが乾く前に先に貼った壁紙を少しめくり、ジョイントスティックテープを2枚の壁紙の中央に入れていきます。
めくった壁紙を戻し、残りの半分も同じように壁紙をめくり、ジョイントスティックテープを下に入れ込みます。
ジョイントローラーで圧着
つなぎ目をジョイントローラーで押さえて圧着します。 周りに付いたのりを水で濡らし硬く絞ったスポンジで拭き取ります。