NLXL LAB - PIET HEIN EEKピート・へイン・イーク

PIET HEIN EEKは人気デザイナーになる前、かなり長い事リサイクルビジョンを持っていました。 1990年‘The Scrapwood Cupboard’を発表した時に、他のデザイナーは完成度を追求していましたが、彼はその風潮に逆行していました。ある日、材木置き場を歩き回っていたとき、「これだ!」と閃きました。新しい木には無い廃材がもつ味わいのある魅力に気づいたのです。 2011年にはスクラップウッドウォールペーパーシリーズがICFF(NEW YORK)で Editors Awardsを受賞。それから、数多く新聞や雑誌で紹介されました。そして2015年には‘Materials Wallpaper’コレクションがデビュー。身近な素材として大理石、ベニヤ板などのモチーフが取り入れられています。銅板の壁紙は、彼のアトリエで10mの銅板に数ヶ月間様々な種類の酸を注いだ結果、偶然に生まれた産物が見事なデザインになっています。